酷い繭期の拗らせ方やわ。

完全に繭期をこじらせています
サントラをずーっとリピートしてる
なんなんだろうあのハマる感覚。
好き嫌いは完全に分かれるだろう内容ですが好きな人にはたまらないというか
抜け出せなくなるというか。やーもうはやくDVD!!!って思うほど
DVDが出る舞台でよかった。これなかったらみんな繭期を拗らせたまま夢の中でLILIUMの中を永遠にさまよってると思う


このLILIUMは以前フル男性キャストで公演されたTRUMPと同じ設定で
そして結構なつながりがあると聞きました
(TRUMP見て繭期を拗らせた方々が見に来てるくらいに!)
舞台好きとしてはもういてもたってもいられず!!!いろいろ読み漁りました
これはTRUMP見てからLILIUM観たらより深い感情が芽生えるという意味が分かりました。
そしていてもたっても居られず相関図とか書き始めたりしましたよね
完全に拗らせてる。酷い悪い状態です(笑
せっかくなので個人的な解釈の相関図を載せようと思います
TRUMPは見ていないのでよそ様のレポやら感想を参考にしたので
取り違えがあるかもしれません。重要なところは抑えてるつもりですが…
軽い気持ちで見ていただければ。
以下完全ネタバレ相関図です






TRUMPの相関図です
これは人様のレポ見ただけなので登場人物も全員ではないし
分かっている範囲でありLILIUMにつながる範囲だけです
もともとはダンピールだった『ソフィー・アンダーソン』
ダンピール(人間とヴァンプの混血種)は忌み嫌われる…
そんなソフィーの友達?のウル。彼は純血種のヴァンプだそうです
彼は永遠の命を欲しがります。
TRUMP(TRUE OF VAMP:始まりの吸血種であり不老不死の力を持ち,すべての吸血種のイニシアチブを握る)でなければヴァンプであろうとも時がたてば死ぬ。
ソフィーやウル,その兄やアンジェリコ,取り巻きたち…
彼達が暮らすサナトリウム(かどうかは分かりません。寄宿舎?)にいる先生(たぶん)ティーチャー・クラウス彼こそがTRUM
クラウスはダンピールであるソフィーに執着します。それはなぜか…
100年前にアレンに心を奪われていました(BLなのか!笑)
しかしアレンには人間の彼女メリー・ベルがいます。
この二人の子どもこそ『ソフィー・アンダーソン』だったのです
心奪われた相手の子ども…執着する気持ちもわかります



アレンは人間と恋におち妊娠させてしまったことにより
人間のヴァンプ狩りにあって命を落とす
クラウスはアレンの残した子孫を失いたくないばかりに
彼に噛み付きTRUMPとしてしまうのです
(こんな簡単じゃないんでしょうけど、見てないのでわかりません!
最悪な事態が起こりクラウスの精神状態がおかしくなったとも書いてありました
どっちが先かはわかりませんでしたが)
ソフィーはいつか死ぬそれは仕方ないこと、と思う考えの人だったのに永遠の命を得てしまいます。
反対に永遠の命を望んでいたウルは死んでしまいます(何があって死んだのかはわかりません)
ソフィーはクラウスに噛まれイニシアチブを握られているので彼に死ねと言われないと死ねないのだそうです。しかしクラウスは失踪する…
友も失いイニシアチブを握っているクラウスは失踪しソフィーの孤独な時間が始まります


それから3000年間ソフィー・アンダーソンは名前を変えファルスとして生きています
ソフィー・アンダーソン=ファルス
ここからがLILIUMの世界です
繭期のヴァンプたちが過ごすクランという施設
ファルスが永遠の孤独を埋めるために作ったものだったんですね…
その施設では繭期の症状を抑えるため、と毎日お薬を飲まされます
真っ赤な錠剤、とパンフレットに記されていました
これはファルスの血を特殊な方法で精製したもの。つまり、クランで暮らす少女たちの体内には毎日ファルスの血が取り込まれています
TRUMPの血が取り込まれている…
このお薬さえ飲んでいれば不老不死でいられるのです
お薬の名前は『ウル』不老不死の能力を欲しがった友人の名前です


…TRUMPを見てたらぞぞぞーってしてたでしょうね
どういう感情を抱いてたんだろう。想像するだけで鳥肌が立ちます



クランで生活する少女たちはファルスにイニシアチブ(絶対服従)を掌握されているので記憶や行動はファルスによって書き換えられたり制限されたりすることがある。ファルスはこの秘密の花園で少女たちが幸せに暮らせるよう毎日記憶を操作していました。
中にはその事実を知って反発するもの(シルベチカ)協力するもの(紫蘭・竜胆)受入れるもの(スノウ)とさまざまな心情が入り乱れます
シルベチカは永遠の命などいらない。こんなことで孤独は埋まらない…ファルスは永遠に孤独なままだ!と反発し薬を飲むことを拒否
薬の効き目が切れ不老でなくなったシルベチカは年相応(かなりのおばあちゃん?)になり恋人のキャメリアに『私を忘れないで』と言い残し塔の上から飛び降ります。友人であったリリーとチェリーはその現場を目撃している
紫蘭と竜胆はファルスの協力者のためよく見ておけ!と言い放つ…
しかしやはりファルスにイニシアチブを握られているためこの時の記憶は消されます。リリー、チェリー、キャメリアはシルベチカの存在を忘れてしまう…
スノウがこの場にいたかは記憶が定かではないのですがスノウはファルスの血でできた薬を飲み続けていたのでどんどんファルスに近づいていきイニシアチブまで同じになってきていたため記憶は書き換えられずシルベチカが死んでしまったことを覚えていた…そしてすべての事実を知ることとなる(どのタイミングで、かはちょっとわかりませんが)スノウはその事実を受け入れ、このクランで永遠を生きることを決めます(もうすでに800年も生きていた)スノウは死ぬことが怖い、とリリーに打ち明けたシーンがありました。
リリーはまだ覚醒していないためシルベチカが死んだことを思い出せずだけどシルベチカが居た、という事実だけを思い出し必死に彼女を探します
事実を受け入れるのは残酷なことか…それとも幸せなことか…
スノウがどちらにとったのかわかりませんがリリーには忘れたままでいてほしいと願います。そのためシルベチカを探すのをやめて、と忠告。
この意味深な発言に不信感を抱くマリーゴールド
彼女はダンピールのため人間界でもクランでも忌み嫌われている少女
その少女に優しく手を差し伸べたリリー
スノウに不信感を抱くマリーゴールドは「彼女はリリーを不幸にする!わたしはリリーを守らなければならない!」と執着しスノウを殺したいくらいに憎み始めます(完全に繭期を拗らせています!!!!)
同じく繭期を拗らせ妄想ばかり口にするマーガレット。
ドブネズミ!ダンピールはドブネズミの匂いがするのね!とからかうマーガレットや取り巻きに噛み付きイニシアチブを握ります。彼女たちをシモベとしスノウを殺せと命じます。襲い掛かる4人、スノウをかばおうと刺されるファルス…
一方そのころには暇を持て余したローズ、カトレア、アナスターシャムはクランを冒険し立ち入り禁止区域で秘密のノートを見つける。そこにはクランで過ごす少女たちの名前がずらりと記されていました。もちろん自分たちの名前も。
そこにいるはずのない人物の名前を見つけます『シルベチカ』
秘密のノートに隠されてた800年前の写真。そこにはリリーとスノウの姿が
秘密の花が綻ぶ瞬間。シルベチカはいた。このクランはおかしい
クランの中で色々なものが崩れていきます。


スノウから事実を聞かされたリリー
スノウとリリーはかつての親友でした
800年も生き続けたため流れる血はファルスと同化
(ファルスは二人を最高傑作といっています)
クランで生活するヴァンプのイニシアチブを握っています
リリーは永遠の命を受け入れていません。
自分のエゴのために800年間もあたしたちを苦しめやがって!!
リリーは激怒します。しかしファルスは
800年がなんだっていうんだ!僕は3000年も生きているんだぞ!
彼ももとはといえばダンピール。イニシアチブを握られている身…
3000年の孤独とはどんなものなんでしょうか。
リリーはまさかファルス(ソフィー)がそんな過去を背負っているとは思いもしません
孤独を埋めてほしいがためにこのような行動に出たファルス
お前の操り人情じゃない。お前は永遠に一人だ!!!!リリーはそういい放ち
イニシアチブで少女たちに自害するよう命令します
自らの体をナイフで刺す少女たち…
永遠に咲き続ける花はない。いつか枯れて朽ち果てる
リリーも自らの命を絶ちます。ナイフで心臓を突き刺しました
絶叫するファルス。せっかく作り上げた花園は音を立てて崩れました

まぁいいや。ぼくには時間だけはたくさんあるんだ。それこそ永遠に


力なくその場を立ち去るファルス
ゆっくり動き出す人影
リリーがゆっくりと起き上がりました。…心臓を突き刺したはずなのに


リリーは最高傑作だった。
彼女はファルスの血により不老不死の力を手に入れてしまった
この先リリーは望まぬ永遠を一人きりで生きていかなければならないのです
リリーの断末魔のような叫びがクランに響き渡りました




巡るは輪廻のウロボロス